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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2024.05.17

パネル展を開催している綾瀬市民生委員児童委員協議会の会長を務める
二ノ宮 要子さん
綾瀬市寺尾中在住 76歳

助けを求める人のために

 ○…綾瀬市役所で5月13日から開かれている民生委員の活動を伝えるパネル展の企画運営の中心役を担った。「まちの身近な相談役であることを知ってもらえたら」と期待を寄せる。5月12日から18日は活動強化週間としており、「守秘義務があり、大々的に活動ができない民生委員にとってパネル展はとても重要」と意義を語る。「過去一番の出来ばえ」というチラシを市内127カ所の掲示板に貼るなどPRも余念がない。

 ○…民生委員の活動に参加するようになったのは31年前。子育てなどに関する支援を専門とする主任児童委員の制度が導入される際に、自治会長から強く推薦された事がきっかけ。「自分に務まるか不安だったが、人と関わることが好きなので引き受けた」と当時を懐かしむ。主任児童委員を24年務め、小学校の校庭や体育館を開放する「あやせっこふれあいプラザ」の運営に20年携わるなど、精力的に活動してきた。

 ○…三浦市出身。幼少期は兄の影響で、年上の男の子に混ざって野球をするなどおてんばだったという。中学や高校ではバレーボールに没頭し、出産を経た後にバレーチームを立ち上げるなど打ち込んだ。現在はバレーを引退し、趣味はガーデニングだという。庭に植えている花の世話をするのが日課になった。「今はゼラニウムが見ごろ」と笑う。

 ○…高齢化社会が進み民生委員のメンバーの平均年齢も上がってきた。高齢を理由に引退するメンバーが増える中で「定年後に再就職する人が増えて、担い手の確保がより難しくなった」と語る。だからこそ「民生委員の活動を知ってもらい、助けを必要とする人のためにも後継者を増やさないといけない」と意気込む。

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