ざまタグラグビークラブの代表を務める 高山 由一さん 座間市東原在住 59歳
タグラグビーの輪広がれ
○…チームプレイでの達成感や仲間への思いやりの大切さを伝えようと設立したタグラグビークラブが創立20周年を迎えた。「気がついたら節目を迎えていた。でも情熱は当時のままです」と熱く語る。これまで500人を超える子どもたちにタグラグビーを教えてきた。「教えていた子どもたちが卒業し、現在はコーチやボランティアとしてチームを支えてくれていることが嬉しい」と笑みがこぼれる。
○…タグラグビーの普及活動を始めたのは、約25年前。子どもの頃に憧れていた元ラグビー日本代表の石塚武生さんに講習会で出会ったことがきっかけ。2人はすぐに意気投合しチームスポーツの素晴らしさを伝えようと、座間市でタグラグビーを広めることを目指して活動を始めた。翌年には、ざまタグラグビークラブを設立。「公私ともに兄のように慕う石塚さんがいたから設立することができた」。毎年元旦には石塚さんの墓前に手を合わせるという。
○…福岡県福岡市出身。東原小学校への赴任が決まり座間市に移り住んだ。その後、教師としてより腕に磨きをかけるため、母校の早稲田大学初等部の教諭として赴任した。「日本一のクラスを作り上げることができた」と自負する学年の卒業式では、保護者から胴上げをされた。「教師人生で最高の瞬間だった」と当時を振り返る。
○…県内の様々なスポーツクラブに目を向けると、少子高齢化やボランティアの不足から存続できなくなっているクラブが多いという。「厳しい状況ではあるが10年後も20年後も存続しているクラブにしたい」と目標を語る。「卒業生のボランティアなどの若い世代に引き継ぎ、子どもたちが笑顔になれる場所を提供していきたい」と意気込んだ。
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