神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

地域の絆を深める活動を行う「真鯨親睦会」の会長をつとめる 尾山郁夫さん 大谷南在住 70歳

公開:2012年4月13日

  • LINE
  • hatena

地域の「顔」は寂しがりや

 ○…「おじさん、当たった」「おう、よかったな」。そんなやり取りが夕方になると毎日やってくる。子どもたちの居場所を作ろうといつしか経営する写真店の一角で駄菓子を販売するようになった。地域の絆を深めようと40年前に始まった盆踊り大会がきっかけで生まれた「真鯨親睦会」の会長。「そんなに食べるのか」「美味しいんだもん」。何気ない触れ合いが地域の絆の深さを物語る。

 ○…生まれも育ちも大谷。写真が好きで小遣いでカメラを購入。自宅の納戸で現像するほどだった。高校3年の時、新聞社主催の県学校新聞記者コンクールで優秀賞を受賞。「カメラマンに憧れたこともあった。実家が農家、これが嫌でね。でも長男だから跡継がなきゃいけないから諦めた。それならってカメラ店を始めたんだよ」。仲間と組んだハワイアンバンドでは、厚木や都内のクラブで演奏し、プロのミュージシャンと組んだこともあった。「今思えば青春の思い出だね」。懐かしそうに振り返る。

 ○…子どもが生まれると生活は一変。PTA役員や会長を歴任し、地域の子どもたちのために尽力した。昨年の震災後、子どもたちの「何かできないか」の言葉に感銘を受け、店に子どもたちの手作り募金箱を設置し、駄菓子のお釣りで募金できるようにした。集まった募金を南三陸町に送ると、「良い子のみなさんへ」と町長から手紙が届いた。喜ぶ子どもたちの姿を見て募金箱を継続。「近く親睦会で集めた募金とあわせてまた送金する。子どもなりに支援を続けている。大人も見習わないとね」

 ○…「兄弟がいないから寂しがり屋なのかな。賑やかなのが好きでね。つい世話も焼きたくなるんだよね」。店には今日も子どもたちの元気な声が溢れ、隣の音楽スタジオではカラオケを楽しむ大人たちが集う。「これからも子どもたちのため、地域のために役立つことをやっていきたい。絆を大事にね」
 

家族葬専用式場「ゆかりえ」

1日1組貸し切り。樹木葬と家族葬専用式場。海老名、綾瀬に。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

樹木葬墓地 好評受付中です

海老名市中新田。永代供養、宗教自由、後継者不要です。

<PR>

海老名・座間・綾瀬版の人物風土記最新6

佐々木 進さん

3月19日付で座間警察署長に就任した

佐々木 進さん

座間市入谷西在勤 55歳

4月26日

吉久 治朗さん

ロマンスカーミュージアムの館長に4月1日付で就任した

吉久 治朗さん

海老名市めぐみ町在勤 58歳

4月19日

加藤 謙次さん

海老名市の給食調理施設「食の創造館」の館長を務める

加藤 謙次さん

海老名市在勤 45歳

4月12日

斉藤 武夫さん

小園地蔵堂保存会の会長を務める

斉藤 武夫さん

綾瀬市小園在住 71歳

4月5日

三橋 秀子さん

3月31日に開催する「あやせ中央公民館まつり」の実行委員を務める

三橋 秀子さん

綾瀬市寺尾中在住 74歳

3月29日

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

月刊少年エースでマンガ「理香さん、結婚してください!」を連載する

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

海老名市在住 28歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook