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絶滅危惧種「ニホンオキナグサ」を育てる 池亀(いけがめ)かよさん 本郷在住 66歳

公開:2013年3月22日

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感情全開にフル活動

 ○…鮮やかな色で咲く西洋種の花に比べ、華やかさはない「ニホンオキナグサ」。地味な部分に「日本情緒を感じる」と、10年前から育て始めた。子どものころから花が大好きで、道端で見かけた花をいつまでも忘れなかった。将来は家でガーデニングをしようと考えていた中、頭に浮かんだのは当時のあの景色。開花のこの時期は子どもが巣立ったように「こっちの子も見て」と満面の笑みで紹介する。

 ○…働いていた時代はバブル絶頂期。バリバリの仕事人だった。「自分で何かをしたい」と30代のときに印刷会社を起業。そこで経験した苦い経験は男女の差だった。「飲みにも行けない女は小さい仕事しか回してもらえなかったの」と当時のことを思い出し顔をしかめる。負けず嫌いで行動派。この経験が性格に火をつけ、コツコツと仕事をこなし、大きな仕事も任せてもらえる信頼を勝ち獲った。その後も新しいことへ挑戦し続け、不動産会社やパーティーレストランなどを起業する実業家に。

 ○…人一倍こだわりが強い。自然のものは自然で育てるのがポリシーで、オキナグサを育てるナチュラルガーデンもそうだが、畑で育てる野菜も基本的には無農薬。「ウチのキャベツは青虫に食べられて、穴だらけなの。でもそれでいいの。市販ではない、みずみずしさや甘さが詰まっているから」と一生懸命そのおいしさを教えてくれる。

 ○…司馬遼太郎が「まるで作ったように美しい」と賞賛した山形県白鷹町の出身。「故郷の良さを知ってもらいたい」。ボランティアで地元の地域活性に携わる。地芝居や料理、工芸、樹齢500年以上の古典桜の名所など大自然を味わえる。その魅力を伝えるために企業とタイアップしてツアーを企画。地元との橋渡し役として海老名から活動する。「一度来てもらえれば、絶対に良さを実感してもらえるはず。なんとか皆を連れて行かなきゃ」と目を輝かせる。
 

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