「麻生」の起源持つ植物に触れる 「からむし」で遊ぶ体験教室
麻生市民館で今月31日(日)「里地・里山カフェ塾 つくって遊ぼう!からむし講座VIII」が開催される。麻生区の名前の由来となった「からむし」に触れてもらおうと里山フォーラムin麻生が主催する。からむしとは、イラクサ科の高さ1〜2メートルほどに育つ多年草。縄文時代から布作りに用いられたほか、万葉集などの歌集にも多く登場する、古くから日本人に馴染みの深い植物。近年、区内でも自生するからむしは減少傾向にあると言われていることから、同会が周知にあたっているという。
第1部では、からむしから繊維をとり、衣服を作る人間の知恵と技を学ぶ。第2部では、縄文時代から行われている日本最古の布の編み方である「編布(あんぎん)」を学び、コースターやしおりを作成する。作品の一部は震災の被害にあった子どもたちに、メッセージを添えて送られる。昼にはからむしを使った「青苧(あお そ)うどん」の一口(ひと くち)試食会も行われる。同講習は午前10時半〜午後2時、麻生市民館料理室で開催。必要な持ち物は弁当、飲み物、タオル、はさみ。定員は小学生15人と大人若干名。
問い合わせは里山フォーラムin麻生事務局【携帯電話】080(6787)4123へ。参加希望者は麻生市民館に電話かFAX、または来館で申込を。先着順で受け付ける。
■麻生市民館(万福寺1─5─2) 【電話】044(951)1300 【FAX】044(951)1650
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