「震災、風化させないで」 市民団体がアート展
人や動物への思いやりをテーマに活動する市民団体「Life Jam」が5月25日(金)から、麻生市民館で復興応援を掲げたアート展を開催する。写真や絵など様々な手法で被災地との繋がりを表現し、支援の輪を広げたいとしている。
同団体の代表を務める佐藤あかねさんは、人や動物に優しい社会の実現を目指し、イベントなどを開催してきた。震災後は、より強く思いやりの大切さについて考えるようになったという。復興応援歌などを手がける区内のユニット「FAiCO」がこれに共感し、「Life Jam」を設立。区内外の作家や芸術家など13人でアート展「NAGOMI展2012」の企画に至った。
同イベントでは「鎮魂」をテーマに絵や陶芸などを展示するほか、佐藤さんが陸前高田市で撮影した被災者の笑顔の写真を集めた写真展を行う。この写真には来場者が自由にメッセージを書き込めるスペースを設けた。イベント終了後、来場者が書いたメッセージを被災地に届けるという。
また、被災地にゆかりのある絵手紙グループを招き、会場内で来場者が自由に絵手紙を作成できるスペースを設けた。イベントを開催するだけでなく、会場に足を運んだ人の思いを被災地に届けられるよう、来場者参加型の企画にした。
代表の佐藤さんは「和みながら被災地を応援する気持ちを今一度感じられる催しにできれば。少しでも多くの人に足を運んでもらいたい」と話している。
入場無料。開催期間は5月25日(金)から30日(水)まで。時間は午前10時から午後4時。会場は麻生市民館市民ギャラリー。
問い合わせはLife Jam代表佐藤あかねさん(【メール】spikebosshana@ac.auone-net.jp)へ。HP(http://www.life-jam.com)は5月25日から閲覧可。
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