22日に広島県広島市で開催された「全国消防救助技術大会 水上の部」で川崎市消防局選抜が全国2位に輝いた。麻生消防署の消防士・小谷将一さんが市消防局選抜選手の1人として「人命救助」と「水中検索救助」の団体種目に出場し、活躍を見せた。
同大会は全国の消防救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて模範となる消防救助隊員を育成することを目的に行われている。1972年から毎年開催され、今年42回目を迎えた伝統ある大会。全国から9地区支部・767消防本部が参加した。
小谷さんが出場したのは水上の部で、市選抜選手3人1組で行う「人命救助」、4人1組で行う「水中検索救助」の2種目。「人命救助」は救助者がロープをたすき掛けして要救助者の位置まで泳ぎ、要救助者を確保し、救助する訓練。「水中検索救助」は第1・第2泳者が水面、水中で要救助者を検索し、第3・第4泳者が対岸まで搬送し、救助する訓練である。
川崎市消防局選抜は神奈川県大会では両種目ともトップで通過。関東大会では人命救助で1位、水中検索救助で2位となり全国大会へ進出。全国大会では、両種目2位の好成績を収め、小谷さんもそれに貢献した。
小谷さんは「幼い頃から水泳をやってきた経験をいかすことができた。今後は水難救助隊をめざしていきたい。昨年11月から周囲の方々に大会に向け訓練をする時間を作ってもらい、協力があったからこそできたことだと思う。これからも、うかれずに日々の活動に打ち込んでいきたい」と熱く語った。
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