傘寿記念し、母校で交流 生田中3期生同窓会
麻生区内や多摩区などに住む川崎市立生田中学校(松井嘉行校長)の第3期生同窓会のメンバー16人が16日、80歳を記念し同校を訪れ、在校生との交流を行った。3期生はこれまでにも母校を訪れ、未来を担う後輩たちにエールを送ってきた。
3期生のメンバーを出迎えたのは、2年4組の生徒40人。在校生たちの案内で校舎内や授業の様子を見学した後、3期生のメンバーと在校生、教諭が輪になって座談会を開き、情報交換を行った。戦後まもなく同校に入学した3期生たちは、穴が開いた校舎で雨の時には傘を差しながら授業を受けたことや、高津区の小学校から歩いて椅子や机を運んできたこと、戦中のB29や焼夷弾などの話をし、在校生たちは熱心に聞き入っていた。
同窓会代表幹事の笠原昭三さんは「お互いに意見交換するだけでも、大きな意味があるのではないか」と語った。
松井校長は「私たちだけでは教えられない、人としてのあり方を教えていただき、嬉しい。貴重な道徳の授業になった」と話した。
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