区内で地域連携の支援などを行っているNPO法人アイゼン=区内片平=が先ごろ、近隣の関係機関などに呼びかけて集まった熊本地震の義援金を熊本県に直接届けた。
同法人の理事である俵隆典さんが地震直後に被災地へ何か支援を、と検討する中で考えたのが、地域連携をベースにして生まれるサイクルでの熊本支援。俵さんが代表を務める福祉関連企業「『結』グループ」が、運営する福祉用具センターでストックしていた子ども用おむつを提供、柿生にあるルミナス保育園が保護者に募金を呼びかけ、その返礼というかたちでおむつを活用するというもの。
俵さんは「生活用品を私たちが用意し、地域で暮らす保護者の方々が募金、保育園がその橋渡しをするという取組みです。保育園を利用される方々は普段は仕事をしているので、支援をしたくても出来ないことが多い。無理のない範囲で熊本への支援に携わることが出来たと好評だったようです」と話す。
くまモンに直接届けたい
おむつの販売などで集まった2万7030円全額を義援金として振り込む予定だった俵さん。「熊本県内の病院に知り合いがいて打合せで向こうに行く予定があったので、くまモンのスケジュールを調べたらタイミング的に会えるかもしれないということになって、直接くまモンに会いに行き届けてきました」。
今回の支援を企画したアイゼンでは「川崎市の進めている地域包括ケアの考えでは、地域内での様々な連携が求められており、今回の取り組みもその連携の第一歩になると考えています」と話している。
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