世界最大級の望遠鏡「すばる望遠鏡」がある国立天文台ハワイ観測所の研究員で、天文学者の藤原英明さん(幸区出身)が3月11日、多摩区の生田緑地にあるかわさき宙と緑の科学館で天文講座を行った。
すばる望遠鏡は、ハワイ島にある標高4200mのマウナケアの山頂に位置する。快晴の日が多く空気が乾燥しているため、星空の観測条件が良好な場所とされており、このほかにも各国12の天文台が設置されている。
藤原さんが幼い頃に通い詰めたという同館で行われた講演では、観測所の建設現場を定点観測した動画やすばる望遠鏡内で使われている鏡を取り外して清掃する様子などを紹介。参加者からは、天体観測の世界最前線となる現場の様子に感嘆の声が挙がった。
参加した織裳真矢(おりもしんや)君(10)は「星を見るのが好きだから来てみた。(今日の話を聞いて)こういう仕事をしてみたいと思った。普段会えない人だから会えてうれしい。僕もこんな発見をしてみたい」と話していた。
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