06年度に策定された川崎市都市計画の基本方針である「都市計画マスタープラン」に関して市は今年3月、環境の変化や昨年度打ち出された新たな市総合計画に基づき、マスタープランの全体構想を今年3月に改定。区別構想の見直しも、多摩区、麻生区で今月実施する市民ワークショップを踏まえ行っていく。
23日 麻生でワークショップ
策定から10年以上が経過した都市計画マスタープラン―。今年3月30日に行われた全体構想の改定では、コンパクトで効率的な街づくりの必要性や、市民の生活行動圏に着目し、暮らしの軸である鉄道を中心とした「鉄道沿線街づくり」がポイントの一つとしてあげられた。麻生区、多摩区でも小田急線、南武線沿線と地域が互いに連携する、より一体的な街づくりを目指していく。
そこで、市は地域の魅力や課題、アイディアなどを市民と話し合うワークショップを9月9日(土)に多摩区役所、23日(土)に麻生区役所で企画。区の拠点や各地域の長所、改善点のほか、沿線をより魅力的にするために必要なこと、アイディア実現のために地域でできることを考えていく。
市まちづくり局都市計画課は「ここ10年で麻生区では日本映画大学の開学、多摩区では生田緑地周辺の整備など取り巻く環境が変わってきている。市民のみなさまの意見を踏まえ、区別構想の見直しに取り組んでいきたい」としている。
ワークショップは多摩区、麻生区を皮切りに今後、他区でも展開され、区別構想はパブコメを実施後、18年度下期までに改定案策定、18年度末までに改定が行われる予定。
多摩区のワークショップは既に定員に達しているが、
麻生区では現在参加者を募集している(区役所第1会議室で午後2時〜5時開催)。参加費無料。対象は区内在住・在勤・在学者で、定員25人程度。問い合わせは、同課(【電話】044・200・2720)へ。
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