5・6区の立役者に「おつかれさま」 箱根の旅館「佳松」が箱根駅伝選手らを招待
箱根駅伝ゴールの芦ノ湖近くにたたずむ旅館「匠の宿・佳松」に箱根駅伝で優勝を遂げた東洋大の酒井俊幸監督が訪れた。同旅館では箱根駅伝5区・6区の区間1位の選手と親を毎年招待しており、山の神と言われた今井正人選手(当時は順大)や、今年優勝カップを手にした柏原竜二選手なども訪れている。宿泊のプレゼントは6年前から続いている。女将の柳下智恵子さんが「熱い走りで箱根を盛り上げてくれる選手たちに何か感謝を伝える方法はないか」と考えたのがきっかけだ。今年5区で首位となった柏原選手は昨年に引き続き2度目の招待となったが、今年は酒井監督への感謝を込めて宿泊を譲ったという。「駅伝の時の賑やかな箱根ではなく、ゆったりした普段の箱根で体を休めてほしい」と柳下さん。同館では来年以降も選手の招待を続ける予定だ。