湯中移転求める請願関連 10月2日討論や採決
町内小中学校のPTAのOBらによる「湯河原の子どもの未来を考える会」が、湯河原中学校(吉浜)の移転などを求める請願を町議会に提出した。
請願は「旧湯河原高校跡地購入の協議を即刻中止する事」と「早急に移転計画を立て、中学校を安全な場所へ移転させる事」の2つ。それぞれ総務文教福祉常任委員会と、教育施設のあり方等調査特別委員会に付託されており、10月2日に同委員長報告や討論、採決が行われる予定。同会は町内外から寄せられた7707人分の署名も提出している。
湯河原中は2009年に旧校舎(中央)から、より耐震力のある現校舎(旧湯河原高)に移転した。現在は県から校舎敷地を借りており、購入する協議も続けている。敷地は海沿いで海抜は7m。震災後に県は「津波浸水予測図」を発表したが、校舎への浸水は示していない。町はこのシミュレーションを根拠に、非常時に生徒を屋上(海抜18m)へ避難させるなどの方針を示している。