小田原署員も迫真の演技 箱根 美術館で初の訓練
箱根のポーラ美術館で29日に小田原署との強盗訓練が行われた。箱根の美術館での訓練は初。黒ずくめの犯人に扮した署員が拳銃を手にカウンターに現れ「早くしろ」「もたもたするな」とすごんだ。逃げた2人には美術館職員が練習用のカラーボールを投げつけたほか、署員が状況を聞き、床に残された足跡を探るまでを訓練。同署生活安全課の秋元喜代志課長は「下手に抵抗しないよう、身の安全を第一に。犯人の足跡を踏まないで」と指導していた。
湯河原の金融機関でも
同様の訓練はJAかながわ西湘湯河原中央支店でも4日に実施。強盗役が怒声を張り上げるなどドラマや映画さがならの迫力に職員が顔をこわばらせて対応し、30人ほどの職員がメモを取りながら見入った。同署によると県内金融機関で強盗事件は発生していないものの、今年コンビニ強盗が27件発生し、小田原署管内で1件発生しているという。