湯河原駅前整備 3月までに実施設計が完成 手湯など設置、隈研吾氏の事務所手掛ける
湯河原の玄関口、駅前広場の整備の実施設計が3月までに完成する見込みだ。設計を担当しているのは、整備基本計画も策定した隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)。隈氏は東大教授で国内外の建築を手掛けており、浅草の雷門前近くにそびえる文化観光センターなどの作品で知られている。
2年前の基本計画では、駅前のタクシープールを縮小、自家用車のコインパーキングも削る一方で、改札前で観光客が過ごす空間を拡大する案を提示。明るいイメージの大屋根に湯煙を感じる「手湯」の設置も盛り込まれた。役場によると基本計画から大きな変更はないという。着工は26年度以降になる予定。