外国人観光客御用達、無料インターネット 湖畔の周りでWi─Fi(ワイ ファイ)拡大
伊豆箱根鉄道とNTT東日本が、外国人観光客の「おもてなし」を充実させるため、7月18日から芦ノ湖周辺で無料インターネットサービスのWi─Fiを受信できる場所(光ステーション)を増やし、サービスを受けるためのカードの配布場所を増やす。
外国人観光客はネットで宿を予約し、来日後にアクセスなどを調べる際、Wi─Fiを使う人も多い。カードに記されたIDを携帯電話などに入力することで光ステーションの半径30m程度で接続できるようになり、箱根に限らず東日本広域で2週間使える。
光ステーションの数は箱根町に約140カ所(カードの配布6拠点)、小田原で約80カ所、湯河原町に約30カ所(カード配布2カ所)、真鶴町には約10カ所。「観光客が観光スポットで撮影しフェイスブックなどで紹介するPR効果を見込んでか、飲食店や土産物店での設置が多い」(NTT東日本営業部)という。今回伊豆箱根とNTTは、箱根駒ヶ岳ロープウェーや元箱根港、湖尻ターミナルなど5カ所にステーションを増やし、4カ所で無料カードを配ることを決めた。
1年前からカードを配っている箱根町観光協会によると「配布数は1万枚以上」。1度にグループで複数枚受け取ることもあり、好評という。