箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年8月28日
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箱根町湯本茶屋の箱根観音福寿院で8月4日、「はしの日」にちなんだ箸供養の炎が上がった。
境内には「箱根山噴火終息祈願」や「東日本大震災犠牲者供養」の燈籠108基が点々と並び、湯本地区のホテル・旅館関係者など約30人が袋いっぱいの箸を手に集まった。箸供養は食べ物の命に感謝し供養するために毎年夏に行われている。天成園で働く浜田博文さん(48)は「食べ物の大切さに改めて気づく行事。気が引き締まります」と法要に見入っていた。願いが書かれた箸を壺に入れて点火し、松根豊潔住職がお香を散らすと、炎が生き物のように揺らめいた。