箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年3月25日
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箱根山火山防災協議会が16日に小田原市で開かれ、噴気地帯の立ち入り禁止区域「レッドゾーン」の縮小について行政や事業者などが話し合った結果、縮小は先送りとなった。
観光客などの立ち入り制限区域とは別のもので、噴気地帯で暴噴している蒸気井(52号井)から半径150mの範囲を指す。大涌谷では温泉供給会社の職員がほぼ毎日蒸気井をメンテナンスしているが、レッドゾーン内に入る事ができない。今回は半径100mに縮小してメンテナンス範囲を拡大する案だったが、参加者から「地すべりの危険性などを再調査すべき」といった声が出たという。
大涌谷の園地再開についてはロープウェイ運行区間延伸(姥子〜大涌谷)を目標に安全対策が進められているが、ガス濃度に大きな変化はなく「GW前の実現は何とも言えない」(町役場)状況。4月中旬に学者などによるガス専門部会が開かれることになっている。