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瀬谷区版 公開:2011年3月10日 エリアトップへ

瀬谷区相沢で14年、ステンドグラス作り教室を開く 瀬川 孝子さん 相沢在住 69歳

公開:2011年3月10日

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色ガラスに魅せられて

 ○…色とりどりのガラスで、巨大なテーブルランプの傘からティッシュ入れなどの小物まで、あらゆるものを作り上げる。作品は花をモチーフにした立体的な作品が多い。趣味のステンドグラス作りが高じて、自宅で教室を開いて14年。「作品を立体的に綺麗に見せるためにはハンダ付けが命。細かい作業だけど生徒たちには妥協させません」と今では指導に力が入る。

 ○…ステンドグラスとの出会いは20年程前、夫の仕事の関係で住んでいたアメリカで。近所の教会で作品展を見て「綺麗だなと思ったけど、自分だったらこうしたい、もっと綺麗な色を使って作りたいと思った」と、すぐに先生を自宅に招いて学び始めた。もともと手芸で培った手先の器用さに自信があったことも手伝い、ステンドグラス作りにのめり込むようになった。始めて1年も経たないうちに噂を聞いた人から注文が来るほどの腕前に。「ステンドグラスと出会って『私の求めていたのはこれだな』と感じた。作品が出来上がる度に、次はこれをやろう、あれをやろうと溢れ出てくる」とアイデアは尽きない。

 ○…アメリカ滞在時には週3日ゴルフに打ち込むほどの運動好き。しかし4年前、足を痛め階段の上り下りに支障を来すようになった。「日本に戻ってからは椅子に座っての作業ばかりで足が鈍っていたのかも」と一念発起、ジムに通い始めた。「辛いけど週3日、雨の日も雪の日も通います。体が動かなきゃ作品も作れないから」と今では足取りも軽い。「70歳まで現役が目標だったけど、80歳に変更したわ」と笑顔で話す。

 ○…最近では自身の作品を制作することは少ないが、「今後は東京の青山で個展を開くことが目標。これが最後の個展になるかもしれないからね」と意気込む。「大きな作品が作れなくなったら家に残ったガラスを使い、小物入れなどを作って福祉施設や高齢者施設に寄付したい」と生涯ガラスと付き合っていくつもりだ。
 

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