市政報告 早期発見への挑戦!児童虐待・胆道閉鎖症 公明党横浜市会議員 かのう重雄
医師向けのガイドブック発行
横浜市は、医療機関との連携を強化し、児童虐待の早期発見に繋げようと、児童虐待に対応する医師向けガイドブック「子ども虐待対応・医学診断ガイド」等を昨年発行し、医師らを対象にした児童虐待に関する研修会を実施しています。
このガイドブック等は、児童虐待の早期発見に重要な役割を担っている医師への理解を促すため作成され、役割や心構え、診察上の留意点、警察に通報すべき症例などが盛り込まれています。
職員向けのマニュアル改訂
私は浜松市から「不適切な養育ケース」として横浜市に紹介された子どもが、一ヵ月に渡って放置され死亡、司法解剖に至った事例を追及してきました。さらに、再発防止のため既存の「養育支援マニュアル」見直しと職員への徹底を要請。
その後、横浜市は、不適切な養育や児童虐待に対応する市職員向けの「養育支援マニュアル」を昨年改訂し、関係部署や窓口の事務手続きに携わる職員を含めて研修を行い、内容の周知徹底を図っています。
これらのガイドブック、マニュアル等は、私の以前からの主張を反映する形で実現したものです。
子どもの命を救って!
胆道閉鎖症は、肝臓から十二指腸へ胆汁を送る胆管が詰まり、胆汁が流れなくなる症状で、発見・手術が遅れると命に係わる病気。このカードの色見本と乳児の便色を照し合せることで、早期発見に繋げることが出来ます。
カードは一部の自治体で試験的に配布されていますが、昨年、私のもとに胆道閉鎖症の子どもの母親から、「カードを母子手帳に挟み、全てのお母さんに届けてほしい」という要望を頂きました。
カラーカードの全国配布が実現
私は自治体レベルではなく、全国規模で実施すべきと、公明党の国・県・市議、長年カラーカード普及に取組んできた国立成育医療研究センターの松井陽病院長とともに運動を展開。
昨年の12月に法改正の省令がだされ、本年4月から、乳児の難病とされる胆道閉鎖症の早期発見の目安となる「便色調カラーカード」が、全ての母子健康手帳に原則とじ込まれることになりました。
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