瀬谷区保健活動推進員会会長を務める 岸本 嘉章さん 本郷在住 70歳
元気の源はウォーキング
〇…「『きょうよう』と『きょういく』を高齢者に身につけて欲しい」。昨年、瀬谷区保健活動推進員会会長に就任。その他、本郷いきいき体操ピンコロ会、水緑(みりょく)の健康ウォークサポーター会、元気倶楽部の3団体の会長も務める。「『教養』じゃないよ、『今日、用』と『今日、行く』」と笑いながら説明してくれた。何もせずダラッと過ごしてしまうことの多い高齢者に「用事や行き先を作ることで、毎日やりがいを持って過ごして欲しい」と訴える。
〇…本郷地区の保健活動推進員になったのは36年前。「地域の役に立ちたかったので自治会長に声を掛けてもらえて有難かった」。当時まだ働き盛りで仕事が忙しかったが、夜と土日だけ地域のボランティアに参加。64歳で会社を引退後、高齢者健康促進のための団体を3つ立ち上げ、今まで以上に精力的に活動を続けた。昨年秋にはそれらの活動が讃えられ、社会福祉市長表彰を受賞。「楽しい、良かった、と皆が言ってくれるから続けてこられた。今後は後継者の育成にも力をいれないと」自慢の髭を撫でながら目を細めて頷く。
〇…とにかく歩くことが好き。「女房とね、月曜は大門川沿い、火曜は和泉川、という風に7つコースを作って毎日一緒に歩いてますよ」。徳川家康が「瀬谷八景」を選定したことを知り、水緑の会で4年前「新・瀬谷八景」を選んだ。「最近の瀬谷の名所を行き先にして、楽しくウォーキングしてもらえたらなと思って」。
〇…千葉県九十九里生まれ。大学入学と同時に横浜へ。1969年、結婚を機に瀬谷へ移り住んだ。3人の子どもたちは独立し現在は妻と二人暮らし。歩きと同じ位好きなゴルフと旅行にも夫婦仲良く出掛けることが多い。トレードマークの髭を伸ばし始めたのは2年前。「女房は反対だったけど孫に『じいじはサンタクロースだよ』って言い続けたら諦めたみたい。ハッハッハッ」。元気よく豪快に笑う姿が印象的だった。
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