2014年度横浜瀬谷ライオンズクラブの会長に就任した 八田 信生さん 下瀬谷在住 61歳
人との出会い大事に
○…横浜瀬谷ライオンズクラブ(LC)の会長を務めるのは今回で3度目。今年のテーマを「明るく楽しく元気よく和やかに」と定め、最後の一言に一年間の行動指針を込めた。献血活動や薬物乱用防止の標語コンテストを中学校に呼びかけるなど、これまでやってきた活動を確実に継続していく。「会員同士の”和”は大事なこと。その上で他クラブとも積極的に交流し、他を見ることで自分のクラブが見えて来る。そうして人と出会うことから奉仕活動が始まっていくからね」
〇…山口県山陽小野田市出身。山で遊び回るなど、自然に溢れた土地で活発な少年時代を過ごした。「毎年地元に帰って、当時の仲間たちと会うのが楽しみ」と故郷を語る表情には笑顔が滲む。高校卒業後に上京し、大東文化大学で英米文化を専攻。在学中、芸人や落語家などが所属するタレント事務所のマネージャーとして奮闘した経験も。「芸能界には憧れがあった。その裏側が見られたのは面白かった」と振り返る。その後、営業職で地方を回るうち神奈川で働くように。知人の紹介で旭区の建築金物店でアルバイトを始めると、「ドーナツ」「キャラメル」などの専門用語に驚いた。日に日に興味が湧き、休日も大工の現場で手伝うなど夢中になっていった。
〇…97年に独立し株式会社ハッタを起業。「現場を見るうち足場を組む仕事が面白くなり、需要も感じた。お客さんにはだいぶ応援してもらったね」。中学時代の教諭に言われた「辛抱」の一言が心にずっと残っていて、「辛抱すればいつかチャンスがやって来る。ぐっと堪え、そのチャンスに乗ることが出来れば」と若い社員たちにも伝えている。
〇…会社の近くには「瀬谷銀行跡など、昔のものが残っていて情緒がある。町内会で一緒になった人からいろんな話を聞くのが面白いよ」と生き生きした表情に。人との出会いを深めて行った先に、さらなる発展を思い描く。
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