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瀬谷区版 公開:2014年12月11日 エリアトップへ

12月5日にオープンしたフットボールセンター「かもめパーク」のセンター長を務める 宇野 勝さん 厚木市在住 70歳

公開:2014年12月11日

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伝える「play」の心

 ○…「子どもたちやサッカーを愛する人たちと一緒に遊べる場にしたい」と想いを話す。神奈川県サッカー協会の会長を務めて9年目。協会の長年の悲願だった自前サッカー場はかもめパークと名付けられ、センター長を兼務する。長年指導者畑を歩んできた経験から、「play」の精神を情操教育の原点と考え、稽古や練習ではなく、「全てを忘れて楽しむ」ことを伝える。

 ○…広島で生まれ、10歳からサッカー一筋の生活を送る。プロチームが無かった時代、恩師の勧めで指導者を目指して進学した東京教育大学(現筑波大学)では、元日本代表の釜本邦茂氏らライバルと凌ぎを削ってきた。卒業後はドイツへ留学し、指導者の資格を取得。帰国後は日本サッカー協会で指導者養成と若手選手の発掘に務めながら、東海大学で30年間監督を務めた。「途中で逃げ出すと結果は出ない」と、選手たちには座右の銘「耐えて勝つ」の精神を説いてきた。

 ○…教え子ではなく、「一緒に戦ってきた仲間」と選手を称するところに、協会の理念でもある「愛の大切さ」が伝わってくる。指導者として世界を回り辿り着いた答えは、指導者は「場を与えてやることが一番大切で、教えることではない」。何が必要なのか、それが分かるトレーニング方法を選手たちに考えさせる。「できる能力を与えてあげることが大切だが、日本の教育はそこが抜けている」。経験に裏付けされた、説得力のある言葉が続く。

 ○…長年続けている趣味は釣りで、海や川、ジャンルを問わず出かける。メールの文末にサッカーボールと魚、釣り針の絵文字を入れるユーモアもあり、車内には道具の準備が万端だ。「自然が豊かで、区民の皆さんが温かく迎えてくださった」と泉区の印象を話し、「サッカーだけではなく様々なイベントができれば」と目を輝かせる。遊び心を忘れず、住民と同じ目線でアイデアを出し合い、地域交流の拠点を目指す。

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