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瀬谷区版 公開:2015年9月10日 エリアトップへ

瀬谷区シニアクラブ連合会の会長を務める 笹生(さそう) 登さん 三ツ境在住 80歳

公開:2015年9月10日

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シニアの元気で地域活性

 ○…「地域で楽しく元気に活動しようというのがモットー」。歌や踊り、将棋やウォーキングなど趣味が同じ者同士が集まって活動に励む「瀬谷区シニアクラブ連合会」。現在65団体、約3800人が参加し、9月3日には日頃の成果を披露するシニアステージを開催した。4月に会長となって半年。年々会員が減る状況を受け止め日々奮闘中だ。老人クラブ連合会から名前を変え、「5年、10年先にこの名前が定着してくれたら」と意気込む。

 ○…生まれも育ちも厚木市。小学校入学時に太平洋戦争が始まり、国民学校1期生として過ごした。陸軍の飛行場が近くにあり、頭上を飛ぶB29から身を守るため田んぼにしゃがみ込んだことも。「何が起きていたか、小学生の自分には理解できていなかったと思う」。戦後は新制中学に進学し、高校、大学で体操競技にのめり込んだ。その後、高校教諭の道へ。仕事の傍ら県体育連盟の活動に取り組み、理事長も務めた。全国高校総体が神奈川県で行われた当時は多忙だったが、「やっていて楽しかったね」と目を細めて語る。

 ○…結婚を機に瀬谷区に住むようになって50年。「ゆっくり呼吸をしながら住める場所」と話す。現在は三ツ境地区のあけぼの会会長。会員が持つ知識やスキルを教え合う「あけぼの大学」を実施するなど、学びや交流の場作りに力を注ぐ。「一人ひとりはバラバラでも、集まれば楽しみが増える。大会や発表会があると、そこに向かって目標を持つこともできる」と熱弁。根底にあるのは各地域での活動であり、その充実があってこそ全体が活性化すると考えている。

 ○…「自分の体を改善できるのは自分のみ」と語り、80歳を迎えた今も日常的に体を動かす。「会長になったからには楽しくやらないとね。頭の中のほとんどがシニアクラブのことだよ」。朗らかな笑顔と前向きな姿勢で、瀬谷区のシニアが輝く機会を生み出していく。
 

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