4月から瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会会長に就任した 網代(あじろ) 宗四郎さん 北新在住 72歳
信条は「日々勉強」
○…「身が引き締まる思い」。12連合自治会をまとめる立場としてスタートを切った。会長就任とともに、会の名称を「協議会」へ変更。そこには「各連合自治会同士で課題についてしっかり話し合い、瀬谷区をより良い町にしていきたい」という思いが込められている。秋に控える瀬谷フェスティバルなど、年間通して行事は盛りだくさん。「日々勉強。これが自分の信条です」と謙虚な姿勢で語った。
○…生まれは山形県米沢市。実家は農家で、収穫時などにはよく手伝った。「うさぎや鶏のエサやりも役目だったな」と笑う。商業高校卒業後に上京。川崎市の寮から都内まで、満員電車で通う毎日を送った。7年務めた後、脱サラして独立することを決意。「上の兄たちが洋品店など店を営んでいて、自分もやっていけるのではと思った」。自営業の経験はなかったものの、瀬谷区の寝具・インテリア店で5年間修業。「職人の仕事を見聞きし、一つひとつ覚えていった」。1971年元日、「インテリアあじろ」を創業した。
○…現在は、住宅のリフォームや内装工事を請け負う。「お客様の夢を聞いて、実際に形にしていくことは楽しく、やりがいがある」と充実した表情。大事にするのは、先方の意見を聞きながらも難しいことは難しいとはっきり伝えること。「住まい作りはごまかしが利かない」と仕事人の一面が覗く。10年前に工事を担当した人から再び依頼を受けることも。「また頼んでもらえるのは嬉しい。出会いを大事にしていきたい」
○…多忙な中、孫たちと会うことが楽しみの一つ。近くの公園に出かけ、趣味のカメラを片手に撮影することも。今年3月、自治会・町内会長を長年務めたとして市から表彰を受けた。過去にはPTA会長なども歴任。今年は、まとめる立場としての役職がさらに加わった。「自分一人でできるものではない。周りの支えがありがたい」。感謝の思いを胸に、地域へ貢献する。
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