瀬谷区PTA連絡協議会の会長に就任した 成毛 順一さん 下瀬谷在住 57歳
「PTAとは」突き詰める
○…区内16の小・中学校のPTA会長が集う連絡協議会。互いの学校について分からないことも多いとして、「もっと知り合おう」と活発な情報交換に努める考えだ。「学校や会社での経験が豊かで、物事の引き出しが多い人ばかり。PTAをより良くするヒントが眠っている」と期待を寄せる。
○…50歳を過ぎてからPTAに携わるようになり、これまでに下瀬谷中と瀬谷第二小の会長を歴任。今年度、下瀬谷中の会長を再び務めることになった。「親が教育現場に参画することは大事」とPTAの意義を説く。今後は、少子化によって活動を担う保護者数が全国的に減るなかで、持続性を確保することが課題になるという。そのためにはPTAの重要性を再認識することが大切だとして、「そもそもPTAとは」を自問し、周囲にも問いかけていく。
○…マンションなどを管理する会社で働き、24歳から中学1年生まで5人の父親。一番下の双子が生まれて1年間は、数時間しか寝られない日々が続いたそう。妻と自身、長女と次女、「みんなが”お母さん”になって子育てした」と懐かしむ。孫も生まれて、家族全員が揃えばとにかく賑やか。「1年があっという間。月日が過ぎるのが早いです」と笑う。
○…何事も前向きに考える性格で、区P連会長という大役も「巡り合わせだけど、良い経験になる」と受け止める。プラス思考は、「どんな事も逃げずに向き合えば、得られるものがある」と信じているからだ。式典など数百人の児童を前に話すことは苦手というが、そこに敢えて臨む。「息子たちも見ている。下手な挨拶と思われるかもしれないが、逃げない姿を見て欲しい。そして、逃げない人に成長してくれれば」。父親として、子どもたちに行動で示す。
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