横浜市体育協会の横浜スポーツ表彰でスポーツ功労賞を受賞した 豊田(とよだ) 久子さん 阿久和東在住 70歳
気配り上手で信頼築き
○…横浜市のスポーツの普及・振興に貢献した人に贈る「横浜スポーツ表彰」で、最上位となる「スポーツ功労賞」を受賞した。1990年から30年にわたり、瀬谷区バレーボール協会の会長などとして活動し、また選手・監督としても活躍。今は瀬谷区体育協会の副会長を担う。「好きで長く続けていたことだったので素直に嬉しかったです」と喜びを噛みしめる。
○…バレーボール協会の役員として “みんなでつくる”を合言葉に、主に組織作りに力を入れた。年間スケジュールを明確にし、参加しやすい環境を整備。「一人だけに役割が偏らないように」と心がけたという。「バレーボールで素敵な思いをさせてもらったから恩返しのつもりで携わってきました。後輩たちへの橋渡しになれば」と優しく丁寧な気配りが光る。
○…滋賀県出身で結婚を機に横浜へ。77年に瀬谷区へ移り住んだ。バレーボールは学生時代に経験があり、ママ友から地元の大会に誘われたことをきっかけに再開。94年にはチーム「阿久和」の選手兼監督として全国大会にも出場した。選手と監督を兼ねた時期は、チームで勝つために選手の采配で葛藤したこともあった。「補欠選手には素直に話して別の役割をお願いしたことも。“忘れていないよ”と伝えることも大切だと思うから」。他の選手への配慮を忘れない姿勢が周囲からの信頼に繋がっている。
○…区体育協会の副会長を担いまもなく3年目。主に秋の瀬谷区スポーツフェスタなどのイベントを担当している。今後はイベントの更なる周知や普及を図っていくことが目標。「正直、今は目の前のことをこなしていくことで精いっぱい。でも関わっているからには皆さんに喜んでもらえるように頑張りたい」と気持ちは前向きだ。
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