大型台風やゲリラ豪雨に備え 県政報告【9】 境川の護岸整備を推進 瀬谷区選出 神奈川県議会議員 田村ゆうすけ
東日本を直撃し各地に甚大な被害をもたらした台風19号。瀬谷区を流れる境川も氾濫の危険性があるとして避難勧告が発令され、境橋と鹿島橋付近の護岸が損傷しました。損傷は早急な対応を県に求めた結果、復旧工事が行われました。
多発するゲリラ豪雨や大型台風による浸水被害を防ぐため、河川整備は喫緊の課題と言えます。10月25日に開かれた県議会の決算特別委員会でも、河川整備について質問と提言を行いました。
まずは、私が長く取り組んでいる境川の整備です。一昨年の本会議一般質問が契機となり、区内では川幅が狭い相鉄線橋梁付近の区間(約1・1Km)を優先して護岸整備が進められています。進捗を確認したところ、これまでに約440mの整備が完了。18年度から約80mの工事を進め、19年度は約250mを整備する予定です。川幅を広げるための相鉄線橋梁の架け替え工事については必要な用地の9割を取得しており、早期着手に向けて用地取得を進めるとのこと。今後も迅速な整備を県に求めていきます。
境川は神奈川県だけでなく東京都が管理する区間もあり、両者の連携は必要不可欠です。神奈川県と東京都では境川における時間雨量の整備目標が異なり、県は60mm、都は65mm。増水時に上流からの水量が多くなる懸念があり、この点を指摘しました。県によると、都は下流域に悪影響を及ぼすことないように遊水地の計画を作り、着手しているとのことです。
近年の台風やゲリラ豪雨では想定外の時間雨量が発生しています。現在の河川整備は30年計画。時間雨量の整備目標が60mmのままでよいのか、今から検討すべきです。
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