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瀬谷区版 公開:2011年9月8日 エリアトップへ

県大会で2連覇を果たした瀬谷西高校軽音楽部の顧問 富永 淳さん 東京都在住 51歳

公開:2011年9月8日

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ロックにも礼儀が大切

 ○…瀬谷西高校軽音楽部の顧問になって3年目。昨年秋と今年の夏、史上初の2大会連続の神奈川県グランプリに導いた。「長年軽音楽部の顧問をしていてもグランプリを獲ることができないのに、2連続なんて。とても嬉しい」。赴任1年目から「体育会系軽音楽部」を標榜し部の体質改善を図り、あいさつなどの礼儀作法、先約優先、時間管理を徹底させた。「個人の利益より集団の利益」を合言葉にバンド活動だけではなく、ライブの裏方作業もできるように指導。当初はついていけない生徒もいたというが、今では企画から照明、音響、演奏全てを部でこなせる「総合エンタメ集団」を目指し活動を続ける。

 ○…母方が筝曲生田流の師範。弟子たちに厳しく稽古する母や祖母、裏方である舞台スタッフの職人気質を垣間見て育ってきた。そうした環境の下、ピアノを始めギター、ドラム、ベースなどを演奏するように。現在は他校の教員とのバンドでキーボード、シンセサイザーを担当する。「全然知らない人でも音楽をやってれば、音楽を共通言語にすぐ旧知の仲になれる」と音楽の魅力を語る。

 ○…家族は妻と長女、長男、次女の5人家族。子どもたちが自分たちでバンドを組んだりすることはないというが、長男が歌に興味を示していることが最近の関心事。「『隠れ軽音部』なんてからかっているんですがね」と少し照れながら嬉しそうな顔を見せた。

 ○…先日の大会で瀬谷西高の生徒に教えたあいさつと同じことをしている高校を見かけ、びっくりした。「真似されたと思ったけど、それもそのはず、私が前にいた高校の軽音楽部だった」と伝統が受け継がれている事実を見て安心した。「賞獲りが全てではないけど、受け持つからには上位入賞を狙わせたい。またどうしても教員なので異動がある。私がいなくなった後でも教えたことが生き続けてほしいという願いもあります」と締めくくった。
 

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