横浜瀬谷ライオンズクラブの会長に就任した 寺尾 進さん 旭区鶴ヶ峰在住 49歳
地域に知ってもらうため
○…「まずは瀬谷区の皆さんにライオンズクラブ(LC)を知ってもらいたい」。会長職は2度目。「多少は慣れてきました」と穏やかな表情で語る。LCの理念である奉仕と友愛の精神に基づき、今年度の会長テーマは「みんなで楽しくWe Serve」。会員同士が楽しみながら、地域が求める活動を行っていく。
○…生まれは静岡県焼津市。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育った。中学、高校時代はバスケットボール部で汗を流した。地元を出て上京し、関東学院大学経済学部に入学。金沢区にあるキャンパスは海が近く、焼津を思い出すこともあった。「横浜は歴史がある街」。学生時代から住み慣れた街の印象は今も変わらない。大学卒業後、機械メーカーで営業として勤務。その後、5年間の研修を経て、旭区二俣川に保険会社を立ち上げた。主に法人向けの保険を取り扱い、2002年に法人化。「業界的に厳しい時期もあったが、これまで続けて来ることができた」と歩みを振り返る。
○…瀬谷LCに入会したのは7年前。知人に誘われたことがきっかけだった。自身の拠点が旭区のため、他の会員と話す中で瀬谷区の情報を得ることも多い。最近は再開発、上瀬谷通信隊の問題などが話題に。「異業種の人と話すと勉強になる。LC会員という立場で対等に話せることも大きい」と活動の面白味を話す。今年度は引き続き、薬物乱用防止標語の募集と瀬谷フェスティバルでの献血活動が中心。関内LCや新横浜LCなど他クラブとの交流を通して、「それぞれが『自分たちの活動はこれだ』という伝統を継いで活動している」と実感した。
○…読書や映画鑑賞など、「一人の時間は大事」。頭を整理し、考える時間に充てるという。現在、LC会員は15人。「人数が多ければ活動の幅も広がる。新しい人を増やしていきたい」。認知度を高めるため、地域に根付いた活動を続けていく。
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