瀬谷区飲食業経営者連合会の理事長に就任した 相澤 勲さん 阿久和南在住 72歳
「思い立ったら即行動」
○…「会員同士がお店を紹介しあうなど、お互いにプラスになるような取り組みをしていきたい」。2月21日付で瀬谷区飲食業経営者連合会の理事長に就任した。「お客さんは1つの店では飽きてしまう。お客さんを飽きさせないためにはどうしたらいいのか、皆で考えていきたい」と意気込みを語った。
○…阿久和で生まれ育つ。「動物が好きだったから」と、県立中央農業高校を卒業後、市内で養豚業を営む。約10年後、豚による感染病などが世間で問題になったこともあり、廃業を決意。一生食べられる職を求め、一念発起、調理師を志す。「子どもの頃から料理は好きだったから、自然な流れかな」。昼夜働きながら1年半かけて資格を取得。見習い修行を経て30歳の時、希望ヶ丘で約5坪の惣菜屋を始めた。「誰でも毎日食べる。食の仕事は無くならない」。この道を歩み始めた当初を振り返り、懐かしそうな表情を見せた。
○…32歳で阿久和南にレストラン田舎路をオープン。「多くの調理師たちと比べると10年遅いスタート。その遅れを取り戻すため必死だった」。思い立ったら即行動がモットー。お客さんの要望も断らない。「あそこの店ならやってくれる」そう思われるよう、「まずやってみる。失敗したらやり直せばいい」。ある時、店がまだ定員20人位の大きさだった頃、「40人入れる?」と宴会の依頼が。答えはもちろんOK。「テーブルを座敷風にしたりして何とかやり遂げたよ」と声をあげて笑う。メニューも年々増加傾向。「少ないメニューだとお客さんが飽きるでしょ」続けて「常に新しい味に挑戦していきたい」。料理への探求心は尽きることがない。
○…趣味は「食べ歩き」。美味しいものを求めて時間があれば車を飛ばす。「スーパーにもよく行くよ。その土地で違うから面白い」。24時間、食のことが頭から離れない様子。「好きだからしょうがないよね」と目を輝かせながら笑った。
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