2月の「ベスト・オブ・ミス神奈川」で、ミスユニバーシティ神奈川代表に選ばれた 鈴木 媛女(ひめ)さん 金沢区在住 19歳
「夢は叶えるもの」
○…新しいことに挑戦して自分を変えたい――。昨年秋に自ら応募した。ファイナリストが参加する本番を想定したレッスンでは、一度も名前を呼ばれたことがなかった。2月11日のファイナル前日も自宅のリビングで練習するも思い通りにいかず大号泣。ただ、この涙が悩みを洗い流してくれた。当日は程よい緊張の中にも自分を信じる心を持てた。「名前を呼ばれることは夢見ていたが、想像していなかったので正直信じられなかった」
○…母親の知人が指導者だったことから、5歳からなぎなたを習った。精神を統一し、心も身体も美しくなる競技に魅せられた。小4で全国準優勝し、県では7連覇を達成。中学3年で念願だった全国優勝を果たした。しかし、目標を達成したことから「燃え尽き症候群」に。高校でなぎなた部に入部するも気持ちは下がったまま。高校生活は「悔いが残ってしまった」。そんな思いを吹っ切り、輝いている自分を取り戻したいとミスコンに挑戦した。
○…現在通う日本女子体育大学では社交ダンス部に。初めは見られることが恥ずかしかったが、ダンスの楽しさを知り多くの競技会に出場。「見られるという点ではミスコンに共通していますね」。身体を動かすことと同じくらい好きなのがお菓子作り。シフォンケーキ、ガトーショコラは自慢の一品だ。「大好きな甘いものを作り、食べる時がリラックスできる瞬間」と笑顔を見せる。
○…「夢は見るものではなく叶えるもの」。なぎなたの恩師の言葉は今でも胸に持ち続けている。現在の夢は今秋に開かれる「ミスユニバーシティ日本大会」でのグランプリ。「目標を一つ達成することができたがまだ終わりじゃない。秋の日本大会に向けてさらに努力し、自分を輝かせたい」
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