横浜瀬谷ロータリークラブの50周年記念事業実行委員長を務める 小澤 操さん 北新在住 65歳
中庸の精神を受け継ぐ
○…2年ほど前から準備に取り組み、昨秋のポリオ撲滅を啓発する映画上映会を始めとして、様々な50周年事業を展開。集大成とも言える式典が今月15日にあり、約100人が集まった。「無事に終わり、ホッとしているところです」。式典の挨拶では、初代会長の露木五郎氏が掲げ、現在も受け継がれている「中庸の精神」の重要性について触れた。「偏らずバランスをとること。会員相互の親睦を深め、あらゆる奉仕活動において中庸を基本に運営されています」と語る。
○…横浜瀬谷ロータリークラブ(RC)創立時から会員だった父親の勧めで入会し、活動歴は30年近くに及ぶ。特に思い出深い出来事というのが、7〜8年前、横浜市と川崎市のクラブからなる「国際ロータリー第2590地区」の地区大会の実行委員長を務めたこと。1000人以上が参加する行事だけに苦労もあったが、瀬谷RCの結束力が増した。「地区大会を成功させるため、いつも以上に一体感がありました」と述懐。こうして異業種の人々と交流し研鑽できる点がRCの大きな魅力だという。
○…瀬谷区で生まれ育つ。大学は歯学部に進み、1986年に小沢歯科医院(下瀬谷)を立ち上げた。「誠心誠意、真心をもって接する」が信条で、とにかく患者の話に耳を傾けることを心がけているという。「治療より話している時間が長い患者さんもいますよ」と目を細める。
○…50周年事業が一段落し、今後の目標は会員増強。現在の会員数は32人で若手も増えてきているが、「40人ぐらいになればクラブ活動をもっと活発にできる」と語る。そのためには、より多くの人に瀬谷RCを知ってもらう必要があるとし、区民への啓発に力を注いでいきたい考えだ。
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