瀬谷区陸上競技協会の会長に就任した 籾山 喜代次(きよじ)さん 橋戸在住 82歳
たゆまぬ努力胸に半世紀
○…毎年恒例の新春瀬谷区マラソン大会や戸塚区や泉区と合同開催する夏の陸上競技選手権大会の運営などを担う「瀬谷区陸上競技協会」。1971年から会員として携わり、理事長と副会長を経て、5月1日に会長に就任した。「歴代会長の名に恥じないように努めたい」と謙虚な姿勢を見せながら、区民の健康や楽しく活動してもらうための支援を惜しまないと心に誓う。
○…今年1月に50回目を迎えた区マラソン大会や72年から続く競技選手権大会を半世紀近く見守ってきた。区の発展に伴い、大会前の準備や交通整理が複雑になり苦労したこともあったが、約50年間大きな事故もなく大会運営を続けてきた。「会員がそれぞれの役割を果たしながら、自治会町内会や団体の協力もあってできたこと」。各団体との連携が今の運営の基盤だ。
○…北新出身。「子どもの時から体を動かすことが好きな生粋の瀬谷っ子」と笑う。22歳から自動車会社に勤め、34歳から同協会に入会。会社の野球チームで選手としてプレーしたり、独自でマラソン大会にも出場。70代からは健康のために夫婦で競技ダンスに挑戦している。2017年に両ひざの手術を受けたものの、術後はさらに活発になりダンスに磨きがかかった。「やるからには努力を惜しまない」。子どもの頃からその姿勢は変わらない。
○…1969年に発足し、現在32人が会員として各活動に取り組んでいる同会。今後は会員増強に力を入れながら、新しい仲間とのコミュニケーションや各団体とのつながりを強化したい考えだ。「新型コロナ収束後も楽しくスポーツができるように。そして瀬谷区の発展に協力したい」――。仲間とともに51年目を走り出す。
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