開所30周年を迎えた横浜市二ツ橋地域ケアプラザの所長を務める 宮島 耕一さん 二ツ橋町在勤 53歳
感謝胸に温もりある場へ
○…横浜市内142カ所あるケアプラザのうち2番目に開所し、2021年12月にオープン30周年を迎えた二ツ橋地域ケアプラザ。12月下旬には「感謝週間」と題し、約1週間かけてフラダンスやマジック、ハーモニカ演奏、地域活動団体の作品展示などを実施。入場制限を設けるなど感染症対策も徹底し、来場者は380人を超えた。ケアプラザのためならと出演や手伝いを引き受けた団体や地域住民がほとんどで、「共にお祝いできたことが本当に嬉しかったです」と振り返る。
○…コロナ禍で中止となった祝賀会の代替案として、記念誌も製作。30年前を思い出してもらいたいと想いを込め、当時のリーフレット、デイサービスや地域交流の様子などを盛り込み、表紙などは同ケアプラザ利用者が手掛けた。「ここまで歩んでこれたのは、地域住民の皆さんのご理解と協力あってこそ。地域に支えられていることを実感する」と感謝の気持ちを込める。
○…横浜市出身。小学生の時に横須賀市へ移り住み、中学・高校はバスケットボールに励んだ。大学卒業後は一般企業に就職。その後、祖母から背中をおされ、20代半ばで横浜市社会福祉協議会へ。デイサービスをはじめ、地域活動交流の仕事や主任ケアマネジャーなどを務めてきた。「十人十色で相手を想い、接する仕事。感謝の言葉が直接届くのが何よりの醍醐味です」と目じりを下げる。
○…20年4月に同ケアプラザ所長に就任。ケアプラザは地域コミュニティの最前線であり、身近な相談窓口と説明する。「建物は古くとも、心の温もりを感じてもらえたり、誰でも気軽に立ち寄れる場づくりをしていきたい」--。さらなる一歩を力強く踏み出していく。
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