神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2022年7月21日 エリアトップへ

横浜市と災害時の協定を結んだ、横浜市仏教会の会長を務める 善浪 裕勝さん 保土ケ谷区在住 62歳

公開:2022年7月21日

  • LINE
  • hatena

目標は「開かれたお寺」

 ○…大きな地震や風水害などの発生時、身近な寺院を避難所として市民に提供する-。横浜市仏教会の会長として、災害時の連携協定を横浜市とこのほど締結した。自治体と仏教会による災害協定は県内で初めて。「もともとお寺は地域の情報の発信基地。今でいう学校や区役所、地域ケアプラザのような役割を備えていた。その延長線上として、非常時でも寺院の存在は地域にとっても大きいのでは」と語る。

 ○…前会長の県仏教会会長就任に伴い、昨年6月に会長に就任。今回の災害協定は前会長時代から準備を進めてきた。各寺院のホームページ開設などのデジタル化にも取り組む。これらの根幹にあるのが「開かれた寺院でありたい」との思い。「お釈迦様の教えで『慈悲行』というのがありますが、誰であろうと受け入れることができるお寺でありたい。『絆』や『寄り添う』といった耳障りのいい言葉があふれていますが、うわべだけでなく自分たちが実践することで、いざという時の安心につながれば」。「杖は大丈夫?」「たまには外に出歩いてね」。檀信徒に優しく語りかける姿はまさに慈悲深い。

 ○…上星川と西谷のあいだ、旧八王子街道沿いにある正観寺の住職。僧侶の道を志したきっかけは、師匠だった先代住職から言われた「お坊さんはどんな人とも同じ立場で話が出来る。これはすごいことだぞ」という言葉。「立場や地位も関係なく、同じ目線で話が出来る。だからこそ、素直でありたいですね」と心掛ける。

 ○…寺を訪れると出迎えてくれるのが、8歳になる”番犬”コタロー。チワワとトイプードルのミックス犬で、生後間もなく家にやってきた。世話していた娘が結婚して家を出た後も、寺の看板犬として人気者だ。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook