NPO法人海老名ガイド協会の会長に就任した 古賀 純子(すみこ)さん 海老名市国分北在住 75歳
「歴史伝承」和の心で
○…海老名市の歴史を語りだすと奈良、鎌倉、江戸と時代背景を順序立てて変遷をさらり。所々に興味を引くエピソードを織り交ぜながら聞き手を引き込む。退職後に軽い気持ちで参加したガイド養成講座がきっかけで海老名の歴史に目を向けるようになった。市内には200カ所以上の歴史的スポットがあるといい、「知るほどに面白く、点と点が結ばれると時代が浮かび上がってくる」。今も資料を読み漁り、研さんに励む。
○…横浜市鶴見区出身。小学4年から学習塾に通い、2歳上の姉を追うように中学受験を経て中高一貫校に進学した。運動好きで、中学時代にはバスケットボール部に所属したが、ケガで競技を断念。体育の授業はいつも見学を余儀なくされた。高校時代には大きな手術に踏み切り、「東京五輪の開会式でブルーインパルスが都内の空に五輪マークを描いてた」と、病床からの景色を脳裏に残す。
○…「第二の故郷」と呼ぶ海老名市に移り住んで41年。2人の娘は社会へ巣立ち、合気道を指導する夫と二人暮らし。互いの趣味に干渉しないのがルールとする一方、月に一度は旅行に出掛ける。目的を定めたら一途に打ち込むタイプで、添乗員や医療事務などの資格を取得。老後を楽しむために始めたピアノは、18年間教室に通ったものの、「まったくダメ。挫折した」と笑う。
○…相模国分寺や鎌倉時代に武将が構えた屋敷、大山道などをあげ、「経済文化の中心地として栄えた」と説き、今の海老名市の発展と重ねる。人口増が続く現状を踏まえ、「多くの人に海老名市の深い歴史を伝えたい」とし、「和をもって貴しとなす」を合言葉に、会員55人一丸でガイド活動に取り組む考えを持っている。
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