３月12日開催の還暦式で実行委員長を務める 池亀 幸男さん 本郷在住 60歳
海老名・座間・綾瀬版
公開：2017年3月3日
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第２の人生も生き生きと
○…60歳を迎える海老名市民を対象とした、市の「還暦式」。式を企画・運営する実行委員会の長として、昨年11月頃から月に１度メンバーと集まり、テーマや内容、タイムスケジュールなどを話し合ってきた。中でも目玉となる毒蝮三太夫さんの講演会は、数ある候補者の中から「人生経験豊富で知名度が高く、健康長寿など役立つ話をしてくれそうな人がいい」とみんなで選んだという。
○…市役所に勤める同級生に声を掛けられたことが縁で、実行委員に。メンバーの一人で同じ中学の同級生に「池亀さんが長なら自分が副をやるよ」と言われ委員長職を引き受けた。「私も同じことを言おう思っていたら先を越されちゃって」と肩をすくめるが、その表情は生き生きと輝いている。「60歳という節目なので多くの人に参加してほしい。第２の人生の活力となるものを持ち帰ってもらえたら」と式への思いを語る。
○…生粋の海老名人で、有馬小・中学校の出身。実家はスイートピーなどの花を中心に栽培する農家で、３人兄妹の長男として育った。幼い頃から運動好きで、中学から大学まで軟式野球部に所属。理科系科目が得意だったが、大学では以前から興味のあった法律・政治・経済を学ぼうと経済学部を専攻した。卒業後は中学の社会科教員として、市内の海西・大谷・今泉・柏ヶ谷中などに勤めた。「思い出深いのは、合唱コンクールや文化祭などの生徒とともに楽しんだ学校行事かな」と昔を懐かしんで微笑む。
○…現在は妻と一人息子と暮らす。これまでに１００城以上をめぐるほどの城好きだが、最近は名の知れぬ「山城」にも興味があるという。一昨年からは市内の史跡めぐりサークル「海老名ガイド協会」にも入会し、ツアーを楽しんでいる。「現役時代は時間が取れなかったから、これから各地を回って政治や経済をじっくり考えたい」と楽しそうに話した。
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