一流のサックス奏者を目指す音大生 山崎 瑠奈さん 中央在住 21歳
努力尽くす期待の演奏家
○…サックスを抱えて文化会館を訪れ、平日は4時間、休日は8時間の自主練習を1日たりとも欠かさない。そんな姿が同館のスタッフの目に留まり、昨年の「海老名文化大賞」への推薦を経て大賞に輝いた。こうした縁もあり、実現した文化会館でのソロコンサート。「1人で60分のステージは初めてだったので緊張しましたが、終了後には良かったよ、これからも頑張ってなどと暖かい言葉をかけていただきました。多くの方に楽しんでもらえて嬉しい気持ちでいっぱいです」と頬を緩める。
○…サックスとの出会いは小学6年生のとき。「習ってみようかな」という母について音楽教室に行き、母よりも夢中になった。中学時代は吹奏楽部に所属していたが、3年生のときに出場した全国規模のソロコンクールで銀賞を受賞したことがきっかけでソロの道へ。現在は音楽大学の4年生として授業や試験に取り組みながら、コンクールや演奏会にも精力的に出演している。「普通の大学生みたいにアルバイトも出来ないけれど、学生のうちにやれる練習やコンクールは全部やっておきたいので」。向上心が突き動かす。
○…夜遅くまで練習して帰宅する日々。そんな日常の至福の時間は、「母のご飯を食べながらの晩酌」だという。「父もお酒が好きなので、一緒に飲むことも多いです。あんまり飲みすぎちゃうと、太ってステージ衣装が似合わなくなるので気をつけないといけないんですけど」と照れ笑い。
○…中学生のころから「将来は音楽を職業にしたい」と夢見ていた。その思いは今も変わらず、「演奏家でも先生でも、何かしら音楽を広めることに携わりたい」と真剣なまなざしで語る。「練習はもちろん辛い。でも、舞台に立って、お客さんに楽しんでもらえると、音楽ってやっぱりいいなぁと身に染みますね」。これからも明るく懸命に、夢に向かってたくさんのステージに挑戦していく。
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