「海老名市シルバー人材センター」の理事長として表彰を受けた 田口 丈夫さん 河原口在住 75歳
”生涯現役”がテーマ
○…仕事で培った技術や知識を活かした地域活動など、定年後の人生を豊かに過ごす選択肢の一つであるシルバー人材センター。海老名の同センター立ち上げから現在まで尽力し、長年理事長を務めていることなどが評価され、このほど県の連合会から「功労賞」、全国でも「長期就任役員表彰」を受賞した。
○…市役所に勤務していた当時、経済部長としてセンターの前身である「市生きがい事業団」の発足にかかわったことが今の活動に携わるきっかけ。監事や事務局長、常務理事などを歴任し、現在理事長職は10年目を迎えた。手掛けてきた事業の中でも特に、センターが実施できることになった「人材派遣」は全国に先駆けた取り組みとして注目され、他センターの模範的事例となった。また、市広報などを全戸配布する”ポスティング”も県内で初めて行うなど、革新的なセンター運営に手腕を発揮してきた。「リタイアした後、第2の人生を捧げる思いでやってきた。理事長を務め10年、今後も会員さんたちのお手伝いをしていければ」と語る。
○…「いつやるの?今でしょ」という心構えで物事に取り組む。「林修先生がはやる、ずっと前からやっていたんですよ」とニッコリ。市議会事務局で勤めていた時に法律をもっと知ろうと夜間大学に通う「真面目さ」や、ゴルフやソフトボールなどの趣味でも人並み以上にならないと気が済まないという「負けず嫌い」の性格が動力源になっているのだろう。
○…定年制の延長により60歳から65歳の会員減少や、不景気による企業の就業機会の減少がセンターの課題。これに対し、すでに新たな策を打ち出し、動きを進めている。「高齢者の活躍の場を提供するのが当センターの役割。会員さんたちが地域貢献しながら生涯現役で楽しく暮らせるよう、これからも頑張っていきたい」と、常に先を見据え、即行動に移していく。
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