市内で活動するボランティア団体「グレースガーデンプロジェクト」の代表を務める 阿部 頼義さん 泉在住 37歳
生活を通して隣人愛を伝える
○…未就学児童を対象にした英語教室や大人向けの片づけ講座などを主催している団体「グレースガーデンプロジェクト」。自らが牧師を務めるキリスト教会の信仰者を募り、2016年に発足。以降、イベントなどを通じて地域に貢献している。「7月に開催した英語教室では、メンバー以外の人にも参加してもらい、好評を得ることができた。今後も地域のニーズを把握して、できる限りの事に取り組んでいきたい」と抱負を語る。
○…有鹿小、海西中出身。両親がクリスチャンで、その影響もありキリスト教の教えを胸に生活してきた。大学卒業後は製薬会社の営業マンとして活躍したが、26歳のときにキリスト教に関わって生きていきたいと脱サラし、アメリカの神学校へ留学。帰国後は都内の教会で勤め、地元で活動しようと海老名に教会を設立した。「他者を大切にする”隣人愛”は普段の生活と結び付いているもの。仕事やボランティアなど、活動を通して、普及に努めていきたい」
○…自身のモットーは”頑張り過ぎず、流れに身を任せること”。留学中に出会った宣教師から「君は4G(義理・義務・我慢・頑張る)が好きだよね」と言われたのがきっかけで、何事にも全力で取り組む性分が視野を狭くしている事に気が付いた。「自分の努力で変えられる事は多くない。他者との共生により物事を動かせるとキリストの教えにもある。自分への戒めですね」と笑う。
○…今後の目標は不登校児童のフリースクールやコミュニティカフェなどの創出。このほか、キリスト系の保育機関や学校の設立も考えているという。「グローバルな社会になる中で、英語教育や国際交流の需要は高まる。教育を通して、まちづくりに参画していければ」と穏やかに話した。
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