硬い議会をやわらかく 湯河原町議ら揃って「報告会」
湯河原町議会が先月27・28の2日間、川堀会館で町民向けの議会報告会を開催した。報告会開催を定めた議会基本条例に基づき今年5月から始まった取り組みで、議員たちはリハーサルも行い入念に準備したという。マイクを握った議員は22年度決算や震災後の補正予算の内容などを説明。「一般会計」や「不納欠損」といった専門用語もかみ砕きながら語っていた。震災後の補正予算に関する質疑では町民から「給食の放射能測定はするのか」「門川地域の避難先を検証して」といった声も寄せられ、議員が代わるがわる意見を述べていた。2日間とも夕刻に開会し議員は全員が出席。町民28人が足を運んだ。室伏重孝議長は「報告会を知らない人がまだ多いと思う。議会に関心を持ってもらうためにも、更に周知しなければ」と語っていた。