小田原市長選 大野氏出馬の意向
小田原市議会議員の大野眞一氏(70)が5月に行われる小田原市長選挙に出馬する意思を固めたことが、本紙の取材で明らかになった。出馬を検討しはじめたのは今年の夏ごろから。大野氏は「小田原はどうしようもない閉塞感に覆われている。特に市政を担う職員の間では不協和音が聞こえており、一致協力して市政を運営するという体制からは程遠い」と理由を話す。さらに、市立病院の不祥事、小学校の学業評価ミス、ヒルトンへのホテル売却をめぐる件などを受け、「今、必要なのは小田原の未来をつくる決断力と行動力、力強いリーダシップ」と、強い気持ちを抱いたという。
大野氏は1941年生まれ、1964年に日本大学経済学部経済学科を卒業。1967年に小田原市役所に就職。1987年に小田原市議会議員選挙初当選。通算7期の議員活動を経て現在に至る。