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小田原JC 古川新理事長インタビュー 「首長選で公開討論会を」

社会

公開:2012年1月13日

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小田原JCの第55代理事長に就任した古川さん
小田原JCの第55代理事長に就任した古川さん

 まちづくりに様々な角度から係わっている青年団体・社団法人小田原青年会議所(小田原JC)。1月に新年度のスタートを切った小田原JCの古川大司新理事長にインタビューを行った。

我がまちに誇りを持つ

 ――昨年の小田原JCのスローガンは「誉」でした。今年はどのようなスローガンを掲げたのですか。

 「今年のスローガンは『be proud of〜』。『〜に誇りを持って』という意味が込められています。先祖・両親・家族・学校・会社・仲間など全ての方に育てられ今の自分があり、それら全てに対して感謝と誇りを持って常に生きています。2012年は、我々JCメンバーだけでなく、町民の皆様に誇りが持てるものを見つけてもらいたい。このまちに生まれて本当に良かったと誇りを持つ人を育てていきたい。そういう人が増えていけば、この地域は日本全国でも有数のまちになると思います。そのためにもJCメンバー、そして自分自身がまちや家族の誇りになりたいですね。

全国に広がるネットワーク

 ――古川理事長は2010年に小田原などを会場に行われた青年会議所の全国大会の実行委員長を務めました。全国大会を経験して、変化はありましたか。

 「一生懸命やれば、大事を成すことができる。全国規模の大きな大会をこの地で開催したことで、小田原JCのメンバーの自信につながったと思います。そして、大会を通じて全国各地に様々なネットワークができました。これは大きな財産。このまま終わらせてしまってはもったいない。今年は三島、熱海、御殿場、沼津、裾野、あしがら、小田原の7JCが連携した事業を行いたい。我々には箱根という世界に誇る資源があります。今までは『点』での活動が主でしたが、これからは『面』での活動もしていきたい」

 ――古川さんにとってJCとは。

 「JCには高校の先輩から誘われて入会しました。今から10年前のことです。今年、理事長を拝命しましたが、たった一年お預かりしただけの役職。社会の一員として、JCというワクの中だけでなく、どこからも誰からも必要とされる人間になりたい。入会当初からJCとは社会に必要とされる人間になるための修行の場、貴重な学びの場であるべきだと考えておりました。理事長としての立場に甘えることなく、メンバーの先頭に立って、活動していきたいです」

日本に誇れる祭をこの地に

 ――今年はどのような事業を展開する予定ですか

 「広域連携、子どもたちの教育、秋の祭典オータムフェスタの3本を大きな柱にすえました。広域連携は先にお話した通りです。教育の分野では、子どもたちに小田原の偉人・二宮尊徳の『報徳の心』を育む事業を展開したいです。

 秋の祭典に関しては昨年も実施したのですが、市民町民が誇れる大きなお祭りをつくる一つのきっかけにしたい。今、小田原や足柄下郡にあるお祭りはどれも素晴らしいものですが、一つになれば日本に誇れるお祭りになる。決してJCが主催じゃなくても良いと思う。まちを想う青年が集まれば大きなことができるはず。まちを良くしたいと想う心は一緒ですから。この一年だけではできませんが、長年かけてもたどり着きたい。オータムフェスタはそのきっかけとなるお祭りになれば良いなと思っています」

政治をもっと身近に

 ――小田原市をはじめ真鶴町、箱根町で首長選挙が予定されていますね。

 「政治を他人事にしないためにも、政治を身近に感じていただくためにも公開討論会の実施を予定しています。田舎にありがちな縁故や地盤を活かした選挙活動でなく、政策本位にしたい。選挙を通じて自分たちのまちの未来を真剣に考えるという意識が醸成できると思うのです。無投票だけは回避したいですね。万が一、選挙がない場合にはマニフェストの検証をしたいと思います」

 ――今年ならではの特別な動きはありますか。

 「現在、小田原JCは一般社団法人ですが、公益社団法人の認定を受けるために申請中です。小田原JCにとって新たなスタートの年になる可能性があります。小田原JCの変えるべきところ、変えないところを見極める必要がある。変わらないために、変えていかなければならいこともあるでしょう。小田原JCにとって、今年は節目の年。10年先、50年先を見据えて行動しなければならない、と責任を感じつつ気を引き締めています」
 

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