救命士がブドウ糖投与も 11月から実証実験・救命率アップ目指す
箱根・湯河原・真鶴版
公開：2012年9月7日
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箱根町と湯河原町の救急救命士が、11月から来年１月末まで、医師の指示のもと特定の傷病者にブドウ糖溶液や点滴などの投与を行うことになった。厚労省による実証研究で、傷病者の救命率の向上を目指す。
救命士は心肺停止の人に対し、医師の指示を受けながら静脈路の確保や気管挿管などを行うことができるが、11月から実施するのは▽低血糖発作で意識消失が疑われる人に対してブドウ糖溶液を投与▽喘息で苦しんでいる人が自力で薬を吸えない場合にその人の持っている吸入薬を吸わせる▽血圧が低下してショック状態の人や重量物の下敷き事故で心臓が停止する可能性のある人に対して静脈路を確保し点滴も行う、の３点。この処置のために、救急車には新たに血糖値を測る装置などが積み込まれる予定。湯河原では３人の救命士が、箱根では2人の救命士が担当する。
