約半世紀ぶり、湯河原町出身の理事長 小田原青年会議所 佐藤友彦さんインタビュー
まちおこしや選挙時の公開討論会開催など様々な活動を続ける小田原青年会議所(JC)。53年ぶりの湯河原出身理事長となった佐藤友彦氏に(36)に話を聞いた。
――佐藤さんは会社を経営しながら、10年前からJCの活動を続けていますね、活動の原点は何ですか。
「商工会や消防団での活動、そしてこのJCでの経験を活かしたい。地域から必要とされる人間になりたかったし、ふるさと湯河原に何か恩返しするために、青年会議所で学んできたという気持ちがあります」
――JCは毎年新たな活動スローガンを掲げていますが、今年は何ですか。
「今年のスローガンは『つなぐ』。小田原JCは1958年に誕生し、55周年という節目の年を迎えます。長きにわたり、先輩たちが様々な想いで尽力してきました。それをしっかりと受け止め、未来につなげたい。一昨年の大震災を振り返ってみても、決して人は一人で何かできるわけではありません。地域や行政のニーズをしっかりと把握し、地域とのつながりをもって活動したいです」
――力を入れる事業は?
「今年3回目となるソウルフードフェスタですね」
――秋に小田原で行った食の祭典ですよね。初代委員長が佐藤さんでした。
「はい。ホップ・ステップ・ジャンプで、今年は仕上げの段階です。地域に特化した内容にしていきます」
――そのほか、どのような事業を展開したいですか
「教育事業に力を入れたいと思います。学校教育、家庭教育、そしてJCができる教育とは何か?学校、家庭で補いきれないものをニーズとしてとらえ、補完したい。教育関係者としっかりと連携し、親子を対象にした事業を実施したいです。また昨年ソウルフードフェスタの際に行った、灯想夜(ともそうや)小田原城キャンドルナイトも挙げられます。箱根を囲む広域の連携の一環で、小田原から始めました。昼間のイベントが多いので、夜楽しめて観光につながるものを企画したかったのです。さらに小田原城を有効活用し、親しみを持ってもらえる事業に仕立てたいです」
――今年の抱負は
「メンバーが1年を振り返った時『自己成長を遂げた』と実感できる1年、『頑張ってよかった』と感じられる1年にしたいです」