全長600m遊歩道オープン ポーラ美術館周囲の森に
ポーラ美術館の周囲を巡る遊歩道が延長し、4月に全長600mがオープンした。森にはこれまで250mの遊歩道があったが、一般の来館者に自然に親しんでもらおうと350mを延長することにしたという。原生林に近い状態を保つため、整備といっても木道が敷かれている程度。寿命を全うしたブナの巨木跡や、新緑のブナ、カエデ、陶器のようなヒメシャラの幹が観賞できる。キビタキやオオルリ、フクロウも姿を見せ、鳴き声が響くことも。同美術館は14年前の着工前に環境調査を行い、建設予定地内でヤマシャクヤクやシコウスミレなど13種類の貴重植物を確認。移植されたこれらの植物も木道から観察できる。森には7月に沢をまたぐ新しい遊歩道(130m)が加わり、730mに延長される予定。また5月11日(土)と5月25日(土)、午前11時と午後2時から、同館のスタッフが遊歩道を案内する。先着20名で当日入館券が必要(土曜は小中学生の入館が無料)。詳しくは同館【電話】0460・84・2111。