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足柄下郡も管轄・動物保護センター 犬の殺処分ゼロに

公開:2014年6月6日

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見学者を見つめる収容犬
見学者を見つめる収容犬

 県動物保護センター(平塚市)で2013年度の犬の殺処分数がゼロになった。

 同センターは犬や猫などの引き取りや動物愛護普及事業などを行っており、箱根・湯河原・真鶴を含む28の市町村を管轄している施設。同センターによると、もともと犬の収容数、殺処分数ともに年々減少傾向にあったという。同センターでは小学校や幼稚園に出向いてふれあい教室を開催するなど啓発活動を続けてきたほか、多くのボランティアが収容した動物の譲渡先探しに協力したことも要因として挙げている。

 また、多くのボランティアが収容した動物の譲渡先探しに協力したこともゼロになった要因として挙げている。同センター職員は「殺処分ゼロだからといって、容易に飼い犬を手放す人が増えればゼロを継続するのは難しい」と話す。

猫の処分は年間398匹

「避妊手術、迷子札を」

 統計によると犬・猫の収容数はともに減少傾向にあり、「飼えなくなった」猫の引き取りは昨年度、10年前の6分の1以下になった。しかし殺処分数は25年度398匹と、同様にはいかない現実がある。各地のボランティアが協力してくれるが、収容した猫のすべてを育て上げる事は難しい。

 国際観光地を謳う箱根でも湯本駅近くに猫が多く、糞が放置され、観光客が河岸でエサを与えている。箱根と真鶴には避妊・去勢手術の助成制度もある(湯河原は無し)が、犬のように鑑札装着が義務付けられていないため、野良に見えて実は飼い猫という場合も。 同センターが啓発事業で伝え続けているのは飼い主の責任だ。「避妊去勢手術をして、最期まで飼ってほしい。飼い主が分かるよう猫にも首に迷子札を。マイクロチップもある。放し飼いではなく部屋の中で飼えば、感染症や交通事故のリスクも減らせる」。

迷子になっても飼い主の元へ

 注射器(左)で首のあたりの皮の下に入れるマイクロチップ。保護センターや動物病院備えつけの読取器で情報を読み取る。災害時に離れ離れになっても飼い主が分かる。=写真は小田原市内の動物病院
 

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