発車メロディ『お猿のかごや』に 小田原駅で11月1日から
JR東海道線小田原駅ホームの発車メロディが、童謡『お猿のかごや』に変更されることが決定した。地下街「ハルネ小田原」の開業に合わせて、11月1日(土)の初電から実施される。
メロディの変更は、「おもてなしの意味で、駅の発車メロディを郷土にあったものに」という市民の提案を小田原箱根商工会議所(鈴木悌介会頭)が汲み取り、今年1月頃から検討してきた。周辺住民や商店主らにアンケートを行い、大方の賛成を得られたことから、商議所が市や自治会総連合などの関係団体と共同で、JR東日本に要望、このほど了承された。商議所の鈴木会頭は「発車ベルを通じ、より小田原を身近に感じてもらうと共に、中心市街地の活性化につながれば」と期待を寄せている。
発車メロディを編曲するのは小田原出身の人気バンド「藍(あお)坊主」のリーダー藤森真一さん。3・4番線(下り)と5・6番線(上り)でそれぞれメロディのアレンジが異なる。
発車メロディに地元ゆかりの童謡を使用している駅はJR鎌倉駅の『鎌倉』、平塚駅の『たなばたさま』などがある。また茅ケ崎駅では10月1日からサザンオールスターズの『希望の轍(わだち)』が発車メロディとして採用されている。