湯河原町で先月29日にオレンジマラソンが開催され、県道75号線に約3千人分の足音が響いた。
今年は姉妹都市・韓国忠州市のランナー12人が参加したほか、今年の箱根駅伝で8区を走った明大の牟田祐樹さん(3年)と 森晃希さん(1年)が参加。号砲直後に2人が先頭となり序盤の坂路に突入、後を追うように河のような人の流れが押し寄せた。
最も距離の長い10Kmでは三宅翔太さん(小田原市・秦野市役所所属)が32分58秒で最短タイムをマーク。下郡の選手では箱根町の田代進さん(神奈川大所属)が同じく10キロ男子10・20歳代の部で2位に、湯河原町の笠原知子さん(ゆがわらRRC所属)が5Km女子30・40歳代の部で2位に、湯河原の笠原進さん・拓巳さん(同所属)が3Kファミリーの部で2位に入賞した。今回の最高齢ランナーは相模原市の野田春雄さん(87)だった。
ボールおじさん無事完走
10Kmで沿道の視線を集めていたのが、サッカーボール姿の勝又亮二さん(68・茅ヶ崎在住)。途中で右足を痛めたが「子どもたちを笑顔にしたい」と体に鞭打ち、この恰好のまま68分で完走した。オレンジマラソンには毎年参加しており、着ぐるみは2着目。サッカーボールの理由は「中学生時代に没頭していたから」。ホノルルマラソンや東京マラソンにも参加したという。